5日間の入院、費用は63,100円——「入院セット」で手ぶら入院できる時代になっていた

お金・投資

副鼻腔炎から上咽頭炎をこじらせ、炎症の数値(CRP)が22を超えて入院することになりました。水曜から日曜までの5日間。今回かかった費用は63,100円でした。

ケアマネとして、利用者さんの入院には何度も立ち会ってきました。でも自分が患者になると、見える景色が違います。そして一昨年に入院したときと比べて、病院はずいぶん便利に変わっていました。今回は、入院のリアルな中身と費用について、実体験からお伝えします。

持って行ったのは、携帯・パソコン・肌着だけ

今回いちばん驚いたのが「入院セット」です。外部の企業が提供しているレンタルサービスで、パジャマ・タオル・洗面用具・紙おむつなど、入院生活に必要なものが定額で一式そろう仕組みになっています。

ケアマネとして利用者さんの入院時に案内したことはありましたが、自分で使ってみて実感しました。自宅から持って行ったのは、携帯電話・パソコン・肌着くらい。それ以外はすべて用意されていて、足りないものがあれば院内のコンビニで調達できます。ほとんど手ぶらで入院できる時代になっていました。

家族が着替えを届けに通う必要もありません。共働きや遠方の家族にとって、この負担軽減はかなり大きいはずです。

配茶がなくなっていた——そこに見える働き方改革

もう一つの変化が、お茶のサービス(配茶)がなくなっていたことです。かつては職員さんが病室を回ってお茶を配ってくれました。今回はそれがなく、代わりに入院セットの中にお茶のオプションが用意されていました。あとは自分で買うか、洗面所の水を飲むか。

最初は「なくなったのか」と思いましたが、これはよくできた仕組みだと感じました。

  • 病院は手間が減る:配茶にかかっていた時間と人手を、本来の医療・看護に回せる
  • 収益にもなる:オプション収入が病院の経営を支える
  • 患者は選べる:必要な人だけ申し込めばいい

人手不足が深刻な医療現場で、経費節減と働き方改革が具体的な形になっている——介護の現場にいる身として、とても勉強になりました。

職員さんの丁寧さに、頭が下がった

前回の入院でも感じたことですが、職員さんの対応が本当に丁寧でした。勤務交代のときの挨拶、日々の何気ない声かけ。ひとつひとつが行き届いています。

病棟には認知症の方も、せん妄の症状が出ている方もいます。決して楽な現場ではありません。それでも、みなさん穏やかに接しておられました。

自分が患者になってわかったのは、病気になると、人は本当に不安で心細くなるということです。そんなときに優しい人がそばにいてくれるだけで、驚くほど安心できます。一番しんどい状態の人を相手にしながら、それでも丁寧であり続ける——本当に頭が下がりました。

同時に、自分の普段の生活や仕事を見直すいい機会にもなりました。私も利用者さんにとって、そういう存在でありたいと思います。

気になる費用は、5日間で63,100円

さて、お金の話です。水曜から日曜までの5日間の入院で、支払いは63,100円でした。

この中には、治療費の自己負担分に加えて、食事代や入院セットの利用料も含まれています。「入院は数十万円かかる」というイメージを持つ方は多いですが、公的医療保険と高額療養費制度のおかげで、実際の支払いはこの水準に収まります

私は以前、手術と入院で医療費の総額が45万円を超えたときも、自己負担は約6.6万円でした(そのときの明細はこちら)。医療費が高額になっても自己負担には上限がある——この仕組みを知っているだけで、お金の不安はぐっと軽くなります(高額療養費と個室代の考え方)。

もちろん、これは「保険がまったく要らない」という意味ではありません。ただ、数万円の出費に備えるために毎月高い保険料を払い続けるより、その分を貯蓄しておくほうが自由に使える——私はそう考えています。

入院して、あらためて思ったこと

元気なときには気づきませんが、健康ほどありがたいものはありません。CRPが22を超えるまで悪化させてしまったのは、無理をしていた自分の責任でもあります。

入院セットは便利になり、費用も制度に守られている。でも、いちばんの節約は入院しないことです。体調の異変を感じたら早めに受診する。日頃から体を整えておく。当たり前のことですが、身をもって痛感しました。

体づくりの基本は、やはり食事と栄養です。私は日々のたんぱく質を、手軽なプロテインで補うようにしています。


まとめ

  • 副鼻腔炎・上咽頭炎からCRP22超えで5日間入院。費用は63,100円だった。
  • 「入院セット」で必要品は一式レンタルでき、持参したのは携帯・PC・肌着くらい。ほぼ手ぶら入院が可能。
  • 配茶はオプション化。病院の手間削減と収益化を両立させた、働き方改革の具体例だと感じた。
  • 職員さんの対応は驚くほど丁寧。不安な患者にとって、優しい声かけがどれほど支えになるかを実感した。
  • 高額療養費制度のおかげで自己負担には上限がある。ただし最大の節約は「入院しないこと」。

※費用は個人の体験に基づく実額であり、所得・治療内容・病院により異なります。入院セットの有無や内容も病院ごとに違います。体調に不安がある場合は早めに医療機関を受診してください。

病気になって初めて、当たり前の毎日のありがたさに気づきます。どうぞご自愛ください。そして——あなた自身が、あなたの人生を一番素敵にできる人です。

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