投資と聞くと、「毎日株価とにらめっこして、売り買いのタイミングを判断するもの」と思っていませんか。私も最初はそう思っていました。そして実際にやってみて——消耗しました。
今回は、個別株で疲れ果てた私が「ほったらかし投資」にたどり着いた実体験と、なぜ何もしない投資が結局いちばん強いのか、その理由をお話しします。
個別株で、私は消耗した
投資を始めた頃、私は個別株にも挑戦していました。すると、こうなりました。
- 上がったら喜び、下がったら気分が沈む
- 「買い増すべき?売るべき?」と、仕事の合間もスマホをチェック
- ニュースや理由のわからない値動きに、いちいち心を揺さぶられる
含み益があるときは「高い気がして」買い増せない。含み損のときは「今がチャンス!」と買い増して、さらに下がる。考える時間が増えるほど、精神が削られていきました。「投資で不安になるために、投資を始めたんじゃないのに」——本気でそう思いました。
何も考えていない投資信託のほうが、増えていた
一方で、同時に積み立てていたインデックス型の投資信託(S&P500・全世界株式)はどうだったか。何も考えていないのに、含み益のほうが大きかったのです。
個別株では全力で考えて損をして、投資信託は放置しているだけで増えていく。この経験で確信しました。勝つのは、「何も考えなくて済む仕組み」を持っている人です。
ほったらかし投資が勝てる3つの理由
① 時間がお金を増やしてくれる
インデックス投資は、世界経済の成長そのものに乗る投資です。過去のデータでは、全世界株式に15年以上の長期で積立投資した場合、元本割れの可能性が大きく下がったとされています。金額より時間が味方になります。
② 自動積立が感情を締め出してくれる
毎月一定額を機械的に買う「ドルコスト平均法」なら、高いときは少なく、安いときは多く買うことになり、タイミングの判断が不要になります。未来の相場は誰にも読めません。「絶対に儲かる」と断言する人がいたら、それは詐欺を疑ってください。
③ 判断しないから、精神的にとにかく楽
株価を見ない。ニュースに心を揺らされない。企業分析もしない。投資の最大の敵は「感情」ですが、自動化はそれを仕組みごと封印してくれます。私は今、相場を見るのは月に1回あるかないかです。その分、仕事と家族と趣味に集中できています。
一括と積立、どっちがいい?——実際に両方やってみた
ほったらかし投資を始めるとき、多くの方が迷うのが「年の初めにまとめて買う(一括)か、毎月コツコツ買う(積立)か」です。私は気になったので、実際に両方を試しました。
- 楽天・S&P500 → 毎月積立
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) → 年初一括
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) → 年初一括
理屈のうえでは、市場に早くお金を入れる一括投資のほうが有利とされます。ただ、実際にやってみて感じたのは心理面の違いです。一括で買った直後に相場が下がると、含み損の額も大きく、心がざわつきます。毎月積立なら、下落も「安く買えるチャンス」と淡々と受け止められる。
結論はこうです。これから始める方・相場に慣れていない方は、毎月積立で十分。続けることがいちばん大事だからです。余裕資金と「下がっても動じない胆力」がある方は、一括も選択肢になります。
実現する方法は、拍子抜けするほどシンプル
やることは、証券口座でインデックス型の投資信託の自動積立を設定する。それだけです。あとは忘れていて構いません。暴落が来ても、自動積立は淡々と安く買ってくれます。
私は最終的に、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の積立に落ち着きました。オルカンについてはこちらの記事で、毎月いくら積み立てるかの決め方は投資はいくらから?の記事で詳しく書いています。制度面は金融庁のNISA特設ウェブサイトが正確です。
ほったらかしで浮いた時間は、自分の体に投資するのもおすすめです。日々のたんぱく質補給、私はプロテインで済ませています。
まとめ
- 個別株は「考えるほど消耗する」。私は実体験として痛感した。
- インデックスの自動積立は、時間・ドルコスト平均法・感情の排除という3つの武器で勝ちやすい。
- 一括vs積立は両方試した結果、初心者には毎月積立をおすすめ。続けられることが最優先。
- やることは自動積立の設定だけ。あとは相場を見ずに、自分の人生に時間を使う。
投資はゆっくりでいい。電車の線路のように、コツコツと確実に目的地へ運んでくれる仕組みを作って、あなたは今日を全力で楽しんでください。あなた自身が、あなたの人生を一番素敵にできる人です。
※本記事は個人の経験と考えに基づく情報提供であり、特定の金融商品への投資を推奨するものではありません。投資は自己責任のもとで行ってください。


コメント